★質問Q 伝統産業を守るためにどのように努力していますか? |
・原材料の確保 |
井波彫刻協同組合では、現地(おもに九州地方)へ直接買い付けに行って、材料を一括購入して組合員に安く販売しています。
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・後継者育成のための取り組み |
徒弟制度をとっていることです。特に、井波では全国唯一の「井波木彫刻工芸高等職業訓練校」を設けています。生徒たちは普段、親方のところで修行していますが、週1〜2回訓練校に通い、デッサンや彫塑などの勉強をしています。 |
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・売り方(流通)の工夫 |
問屋制度をとらない独自の仕組みで、生産から販売までを行っています。また、輸入欄間との区別をつけるために伝統証紙(保証のためのシール)を貼って区別できるようにしています。 |
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・伝統工芸を全国にPRして |
いろいろな場所で展示会を行っています。また、発展、振興させるための工夫 伝統産業振興の目的で建てられた「井波彫刻総合会館」では、伝統工芸のすばらしさにふれることができます。 |
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・県や市町村の取り組み |
産業おこしプロジェクトのとりくみによる「(株)木彫りの里・創遊館」が平成4年4月にオープンしました。この創遊館は富山県・井波町・民間企業・井波彫刻協同組合の合同出資で、伝統工芸を目で見て体感できるようにとの目的から作られました。そして、平成5年7月に「井波彫刻総合会館」がオープンしました。 |